作者のプロフィール






プロフィール



作者近影
作者

重森千青(しげもり ちさを)

設計:195?
制作:1957/05/??
竣工:1958/03/26

中央大学文学部文学科卒業。
(有)重森庭園設計研究室 代表
京都工芸繊維大学非常勤講師
西北農林科学大学高級講師
佛教大学四条センター、朝日カルチャー大阪教室
NHK青山、大阪、神戸文化センター
ワタリウム美術館 新庭園倶楽部
JTB大阪、東京カルチャーサロン
…と、山盛りあちこちで庭園の魅力と伝えるべく奔走しております!

妻(中央大学同期)一人
子供(男、現在早稲田大学4年)一人。




趣味

・クラッシック、ジャズ音楽の鑑賞及び演奏。ちなみに演奏楽器はクラッシックはギター、ジャズはドラムです。殆ど精神分裂気味です(^^;

・四輪、二輪をいじくり回すこと。二輪、四輪共に、クラッシックバイク・クラッシックカー(といっても1960年代の車両ですから、比較的新しいものです)のレースをしていました。最近では全く無頓着で、走る、曲がる、止まるの車における最も基本的な部分の整備にに関しては怠りませんが、外観などはどうでも良く、ワックスがけなどこの10年以上したことがありませんし、洗車なんか雨が降ってる時にチョイチョイとブラシ掛けして終わりってなもんで、車などは文句も言わずとっとと走ればそれでよろしい、という状態です。

・アウトドアーキャンピング。初めてから20数年。最近のアウトドアーブームによる装備品の革命的な進歩と値段の安さに、高い時期に徐々にそろえていった我々はなんっだたんだろうかと思ってしまうことがあります。最近はひたすら装備を減らして必要最低限度にとどめ、現在の主流体制である、RV-Carに道具満載引っ越しキャンピングに無言の抵抗をしております。といっても、最近は仕事も忙しくなってきたので、全く行けない状態です。

・パソコンの拡張、環境整備。(なにやら訳の分からないことをしています)その他多数。



現在、有限会社重森庭園設計研究室代表取締役、日本庭園についての著述、講演、講師活動並びに日本全国にて庭園の設計に携わっています。2001年4月から、京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科において、「庭園美学論」の非常勤講師として赴任いたしました。日本庭園の意匠の変遷、見学会(非公開寺院なども含む)、実測実習など、学生達と(院生を含めて)ワイワイやっております。
1991年にロンドンを中心にして開かれたジャパンフェスティバルの一環事業として”ロンドン京都庭園”の作庭派遣団にの一員として、ロンドン市内のホーランドパークにて日本庭園の作庭に従事致しました。オープニングセレモニーの時に日英の両国皇太子に御会いして,日本庭園のことについて,短い時間でしたがお話しさせていただき、特にチャールズ皇太子が大いなる関心を持ってお聴きしていただいたことは、大変大きな印象として残っております。
私どもの研究室は、私の祖父である三玲(みれい)、父の完途(かんと)、そして私,千青(ちさを)と三代にわたって日本庭園の設計と庭園史の研究をしております。ただし仕事の性格上、継ごうと思って継げるようなものではなく、父も私も二代目、三代目といいますが、実質は独立しておこなっているようなものです。三玲は日本全国に200庭以上、完途は100庭、私が計画案なども含めて40庭ほどの作庭をおこなっております。また著作に関しては、三玲の代表的な著書である「日本庭園史図鑑全26巻(有光社、重森三玲 著)」、三玲と完途の共著である「日本庭園史大系全36巻(社会思想社、重森三玲・完途共著)」など、通史としての総合的な日本庭園史の本をはじめ、庭園、茶の湯等に関しての著書を多数執筆しております。私も近年執筆が増えてまいりました。日本庭園史の世界で,内外の日本庭園研究者の注目を集めております。これは戦前の昭和10年頃から、災害、無関心等による崩壊など、非常に貴重な歴史的遺産が消滅してしまうことを憂い、祖父が日本全国の庭園実測調査を始めたことがきっかけであります。そして実測調査をして図面に残すことによって、万が一災害等で崩壊してしまっても即座に復旧することが可能となったわけであります。その全庭の図面を書き起こしたことも日本では初めてのことであります。
作品としては,祖父の代から現在までの代表的なところでは、東福寺本坊、東福寺光明院、大徳寺瑞峯院、石清水八幡宮庭園、伊丹市立美術館庭園,島根県庁庭園、松尾大社庭園、重森三玲記念館庭園、長保寺庭園など、全国で約400庭以上の寺社、公共施設、住宅庭園の作庭と,古い庭の復元工事などもこなしております。機会があれば是非一度皆さんも御覧になっていただきたいと思います。



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