雪の井の頭公園(東京都武蔵野市)
1998年1月15日、東京は大雪になりました。その前の週の8日に降ったときはJRが走行中にとまってしまい、神奈川県藤沢市に住む私の友人は電車の中に5時間以上とじ込められました。15日は成人の日で祝日だったのでさすがにそんなことはなかったのですが、それでも成人式に出席する振り袖姿の女性の方がかわいそうでした。
14日の夜半から降り出した雪は朝になっても昼になってもやみません。お昼頃にだいぶつもっていたので、同居している弟とともに童心に帰って雪だるまをつくりました。それがトップページのタイトル横の写真です。
明日の出社が思いやられるなと思って、住んでいるマンション1階にテナントとして入っている靴屋さんに長靴を買いにいきましたが、とっくの昔に売り切れていました。
仕方がない、今日は家でのんびりするかと思っていたらなんとなく眠たくなってぐーぐーぐー。すると、携帯電話がぷるるるるーと鳴りました。
「なぁ、今から井の頭公園にいけへん?」....友人「めぐ」からの電話でした。
え?こんな雪の中を....でも、めったに見られへんし、おもろいかもなぁ。
JRの井の頭公園の駅で待ち合わせをすることにして、家を出ました。
ん、吹雪いとる!
出発時(15日)
この前雪が降った翌朝(13日)
上から下まで重装備をして出発です。ずぼっ!ずぼっ!と足が雪にめり込みます。

やっとの思いで、京王井の頭線の久我山駅までたどり着きました。今日は急行が全部なくなり、各駅停車が10分間隔で動いているとのことでした。

この前の雪の時もしっかり動いていたし、昨年末には運賃も値下げしたし(値下げなんて生まれて初めての経験)、えらいぞ!京王電車!

吉祥寺駅についたのはいいけれど、待ち合わせの「めぐ」が全然来ない。なんとJRが大幅に遅れていたのだ。友人は隣の西荻窪駅から乗ってくることになっているのだけど、無情に響く駅のアナウンスは「次の三鷹方面行き電車はただ今中野駅に到着した模様です。はっきりとした情報が入り次第、また連絡いたします」....ん!?、中野といえば5つ前の駅、それに「はっきりとした情報が入り次第」だって?どうなっとるんだJRは。ますます京王電車の株が私の中であがります(あがったからどうなるものでもないけれど)。
ようやく「めぐ」と合流し、井の頭公園にたどり着きました。

あまり人はいないかなと思っていたら、そんなことはなく、結構傘をさしながら公園に入っていく人たちがいました。

「物好きな人もいるもんだねぇ」といいながら、自分もその物好きの一人だということをすっかり忘れていました。

橋の上で写真をとっていたら、おばさん3人衆に声をかけられました。ん!?逆なんぱか?いやいや単に写真を撮ってほしいとのことでした。
橋から奥を臨む
橋から右手前のボート乗り場
橋を渡って池の周りをぐるっとまわることにしました。犬をつれた人が何人かいて、犬同士がじゃれついていました。つい「犬はよろこび庭かけまわる」という童謡を口ずさみます。でもこの童謡の曲名何でしたっけ?「雪やこんこん」ではないしなぁ。歩いていくと、途中に雪だるまがいくつもつくられていました。そのひとつがこれです。よくできてますね。でもよくみると、左下、犬がおしっこをかけた後がありました。
あまりにも雪が多いので(といっても東京ですから北に比べたら大したことはありませんが)、ついうれしくなって、ジャンプして雪に飛び込みました。めぐや弟のほか、周りに誰も知っている人はいません。でも、めぐにはすっかり他人の顔をされてしまいました。弟は?と思うと、顔に自分の顔型を付けていました。さすがは我が弟!

でもよく見ると不気味です(写真をクリックしてください)

丁度、半分まできました。電灯の淡い光にうつしだされる雪がきれいでした。
池の奥から橋の方を向いて
雪のおかげでいつもより明るい
その時、ささ!と音がして、何物かがさっと横を通り過ぎました。猪?それとも猿?...いやいやスキーヤーでした。井の頭公園でスキー、これもまず当分無いことでしょう。あまりにとっさのことだったので、写真にとれませんでした。残念。
と、まあ、こんあ具合に井の頭公園一周の旅(こんなんが旅か!)は無事に終わりました。
友人のめぐから電話がかかってこなかったら、絶対にずっと寝ていたにちがいありません。
井の頭公園の周りのお店は「雪のため店を閉めさせていただきます」と張り紙したところが多かったけど、その中でもあいている喫茶店でココアを飲んで、ストーブで濡れた靴をあぶって、それから家路につきました。
おしまい
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