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2000年の後半はAppleにとって苦難の連続だった。Appleにとっても業界全体にとっても販売が不振となり、コンシューマ市場を読み誤ったことも加えて、それまでの3年間において初めて赤字を出した四半期となった。 つまづいたきっかけは、他のAppleの製品と比較しても高い値段だったため売れ行きが思わしくなかったG4 Cubeであり、もう一つの原因は、コンシューマ向け製品にCD-RではなくDVD-ROMを内蔵させたことだった。 結果的にAppleはCDを焼きたいと思う顧客に売るチャンスを逃した。 Appleがこれらの問題を解決したのは、全てのPowerMacの価格を下げた2000年暮のことだった。 翌2001年1月にAppleは次へのステップを試みた、CD-RWとDVDの両方に書き込みの出来る新型の"SuperDrive"を搭載した新PowerMacのラインを発表したのだ。 Appleはまた2つの新しいアプリケーションを発表した、iDVDというDVDオーサリングプログラムと、ユーザーがmp3ファイルをエンコードし、聞くことができ、さらにCDを書き込めるiTunesである。 これら全てはAppleの新しい経営戦略の一部であり、工業界の減速によってもたらされたものあり、 Appleは個人用情報デバイス(CDプレイヤー、MP3プレイヤー、デジタルカメラ、DVDプレイヤー等々)の爆発的な浸透によってアドバンテージを築くであろう、Mac専用ソフトによってさらに付加価値が加えられるからだ。 iMovieがデジタルビデオの機能にとてつもない付加価値を加えたように、iDVDはデジタルビデオとDVDプレーヤーに付加価値を与え、iTunesはCDやMP3プレーヤーへも付加価値を加えた。 「デジタルライフスタイル」の「デジタルハブ」としてMacを使うことがAppleの願いであり、これはApple社の販売を伸ばし、長い安定の時代をもたらすものだった。 2001年3月に、スティーブ・ジョブスはAppleは全米各地のリテイルストアを開店することを発表した。Apple製品のみならず、「デジタル・ライフスタイル」をもたらすためにmp3プレーヤー、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDAなどさまざまなサードパーティの製品も置く。 Appleはまた、より軽く小さく、PowerBook G4から受け継いだ、iBookのメジャーアップデートを発表した。 7月にはiMacとG4をリフレッシュし、G4 Cubeの製造を中止した。何ヶ月も噂に上っていた通りに、Appleは市場の声に従った形になった。 2001年の暮には新しいPowerBookG4とiBookのラインに新バージョンを乗せた。後者は夏に飛ぶように売れた。 10月の末に、Appleはここ数年来初めてのコンピュータ以外の製品を発表した、iPodである。 iPodは小さなハードディスク内蔵のデジタル音楽プレーヤで、デジタルハブ戦略へ向けた最初のハード製品ラインだ。 iPodは399ドルで、(形状デザインの分の価格が上乗せされている)というG4 Cubeへの不評への再挑戦でもある。 |
