ある女性から

その夢は6年位前から頻繁に見ていた夢です。
夢の中で私は婚約をしているのですが、そのことをとっても後悔
しています。他に好きな人がいるのに、全然好きでもない人と婚
約してしまったからです。
その相手の顔はわかりませんし、どんな人かもわかりません。
ほとんど夢の中にその人は登場しないのです。
（私のとなりに立っている事もあるのですが顔だけわからない）

結婚式当日の朝とか、式の最中とか、式が目前に迫っているとか
新婚旅行に向かう飛行機の中とか、シチュエーションは様々なの
ですが、とにかく私は「今ならまだ引き返せる！何でこんなこと
をしてしまったのだろう」
と身悶えするほど激しく後悔をしています。
1995年の大晦日、午後1時頃に見たのを最後に、ぱったり見な
くなりました。

その最後の夢というのは、ロンドンで式を挙げるのです。友人、
知人に祝福されて、私はその時は幸福感でいっぱいで、全く後悔
していません。
式が終り、私と結婚した人はバスに乗って広い体育館の様な建物
で行われる、建て売り住宅（？）の抽選会へ行きます。
参加者が多く、会場は混雑しています。椅子も残りすくなくなっ
ていて、やっと 一つ椅子を見つけます。
私を座らせてくれるのかと思いきや、結婚した相手がそそくさと
座ってしまったので、私はずっと立っていました。
そこで、「何でこんな人と結婚してしまったのだろう。大体私に
は、他にとっても好きな人がいたはずなのに、どうしてこうなっ
てしまったのだろう。」と思うのです。

そこで、友達からの電話で起きてしまいました。起きた後も、胸
が非常に苦しかったのを覚えています。
不思議なことに、それ以来一回も見ていません。あんなにしょっ
ちゅう見ていたのに．．．これは一体何なのでしょうか？

　　眠り男のコメント

　　一連の夢はあなた自身の力で未来を変えようとしていたので
　　しょうね。
　　はっきりしない婚約者の顔も姿もある意味で、未来の結婚後
　　のイメージを映していたようです。
　　夢主のまちがった結婚観が修復され、多分、ご両親の間違っ
　　た考え方の影響があったのかもしれません。
　　激しく身悶えするほどの後悔は、あなたの身内や他人や友人
　　からのほとんど強制的な思想や人生観の押し付けを拒み続け
　　ていたのかもしれません。 建て売り住宅は、あなたの周囲の
　　人達の狭い人生観の象徴のような気がします。
　　それはメンツや世間体を優先させ、あなたの幸福でさえ、彼
　　等が用意した晴れの衣装を着させて満足していたのかもしれ
　　ません。
　　これからもあなた自身の力で未来を築いていってください。