眠


 20代の女性から

天気がよい初夏のような日、私はあるイベントに参加する為、
ひとり、午前中から体育館のようなところへの行列にならん
でいます(日常、よく行くイベントです)。
開場して少しの間その体育館で遊んだら、次は別の場所へ行
くために、バスに乗りました。
私のほかに10人以上客がいて、乗り合いでなく赤いラインの
入った貸し切りのような少し大型のバスで、立っている客も
いなかったと思います。
私は運転席側の、前から3番目にすわり、目的地に着くのをわ
くわくしながらバスに揺られていました。

出入り口側の前から2番目の席には、(タレントの)ダウンタ
ウンの二人が座っていて、その座席の頭をのせる部分からハ
チミツが流れてきました。わたしは「あ、席が汚れる」と思
い、通路をはさんだ席から身を乗り出して、自分の白い靴下
をぬいでハチミツをせき止めました。
しかし、それでもあふれてきました。目的地近くまで来たと
いうところで、バスはものすごく狭い山道を登りました。U
字の極端なカーブで下は崖、魔のカーブと呼ばれているそう
で、しかしバスは上手にカーブを曲がりました。プロだなー
と感心していると、山の頂上に山荘が見え、そこが目的地の
ようでした。

  眠り男のコメント

  何か出費がかさんでいるような印象です。バスはなかの
  いい友人たちを象徴しています。わくわくするような楽
  しい日々がやってきます。
  でも無理はしないでください。あまり周りの人たちの誘
  いに乗っていると、ひやりとする場面もあるかもしれま
  せん。
  ちょっと自制心をもって日常を過ごしてください。