眠


 ある女性から

姉と小旅行に出かける。戻ってきて、まだ時間があるので、
もっとまわってくれば良かった、と話していると、じゃあ・
・・までいこうか(地名は忘れた)と姉が言う。
海のあるところ。
そこから少し混沌として、車で、家族(本当の家族ではない)
と出かける。そこは、大きな海、平らな大きな岩が並ぶ波打
ち際、足元のひろ〜い岩場に適度に打ち寄せている。

女の子がイルカと遊んでいる。その子が私のよう。
確かドレスを着ていたような気がする。女の子がイルカと一
緒に海に入ったり出たりしながら楽しく遊んでいる、大人達
はそれを眺めている。
すると急にイルカは何か怖い生き物に変わった。そして海の
中から小さな虫か、どじょうみたいな黒い小さなものが出て
きて攻撃してきた。 
みんなパニックになり逃げた。顔や体に飛び付いてくるそれ
を避けながら、いつしか海の中に潜っていた。

別の場面。
馬に乗った男の人。馬は生命力をたたえながら強く、美しく
岩を蹴り、海に向かって走っている。
最後の岩場で止まってそのまま海を眺めている。
黒い髪が肩までぐらいある外人の男の人でとても威厳があり、
何事にも取り乱されない落ち着きと平静さそして凛としてい
る中年。黒っぽい服で、騎士の様にも見える。

岩場にオットセイか人間か区別がつかない生きものが現れた。
するとすぐ男の後ろの方からはなたれた矢がその生きものを
貫いた。瀕死のソレはもうろうとしながら男を見てた。
するとソレは女の人に替わっていった。
中年の女の人はそれなりに老いているが美しかった。
何故か満足げな笑を浮かべながら男を見つめながら息絶えた。
男もずっと女を見つめている。

私は海中にいた。大分深く潜ったらしい。かすかに届く光で
自分の周りだけブルーを感じる。
私の下には私を守るように男の人が続いている。私たちは二
人きりで、海上から垂れてるであろうロープを握っている。
手繰り寄せるようにして上がっていっている。
見上げると、私の長い巻き毛が水泡と一緒にゆらゆら揺れて
いる。一生懸命ロープを手繰り寄せる。
下を見たら、何と海底がみえてきた。彼が、降りてみようと
いった。そしてゆっくりと降りた。
海底は何本もの線路が通っていた。
潜って以来一度も息継ぎをしていない私たち。
ゆっくりと海底を歩いていくと、大勢の人がいた。
おじいさんだ。チェックのパンツを履いている。おばあちゃ
んもいる。老人だけ。

私たちに近づいて来てこういった。
「私たちは、海中でも息をしていられるんだ。」それを聞い
て、私たちもすぐ普通に息をしている。
しばらくして、彼らは食事をふるまってくれた。
バーベキューのようだ。
(海中なのに炎が赤々と燃える)彼と鳥肉をわけた。
小さいほうを彼は選んで火にくべようとしたが、私は「こっ
ちをどうぞ」と自分のを差し出した。 

  眠り男のコメント

  恋愛と関係があります。夢主は恋の試練を感じているよ
  うです。仕事とプライベートな人間関係でのギャップを
  感じているのかもしれません。 

  海底はあなたの仕事場、それまでの場面は、あなたのプ
  ライベートな生活を象徴しているようです。
  この夢から、現実と創造とのギャップ、あなたの葛藤を
  感じます。
  あなたの優れた能力、これからの仕事のなりゆき、私は
  まず、あなたのお仕事を優先した方がよいと思います。
  そして、あなたの思った通りの人生を悠々と歩んでくだ
  さい。ご成功をお祈りしています。