奇


 26才の男性から

普段ほとんど夢をみないし、当然金縛りとか予知夢に関して全く懐
疑的な人間でしたが、先日2回にわたり信じられないような奇妙な
夢を見ました。

最初の夢は友達(男)の家に泊った時に見ました。
朝が早いので、私たちはすぐ横になって寝てしまいました。

ふと気がつくと、友達が寝ているはずの私の左側がなにやら賑やか
なのです。
誰かが「そいつをどこに連れていくんだ」と言っているのが聞こえ
ました。布団に寝ていたはずなのに、薄いシーツの布のような上に
寝かされています。次第にシーツは上昇していきます。さらに回転
が始まり、まるで誰かにシーツの端をつかまれているようでした。
その動きはどんどん速くなって、どんどん上昇していきます。
それを止めようと、私はとっさに右手の2本の指を立て、腕を高く
上げました。
やがて上昇は止まり、シーツは畳の上に戻っていました。
そのとき左側に誰かの足が見えるのです。
私は慌てて起きようとすると、それは「起きるな」といって体を押
さえようとするのです。
目が覚めたらこれは夢のようでした。時計は夜中の2時で、友達は
寝息をたててぐっすり眠っていました。

その夢を見てから10日くらい経ち、私の部屋でまたおかしな夢を
見ました。(今度は一人で寝ていました)

気がつくとまた左側がうるさいのです。
シーツはどんどん上昇し、回転がかかってきました。それを止めよ
うと腕を上げ、2本の指を立てたのですが、上昇は止まず、今度は
指の先から煙が出てきました。
信仰をもっている訳ではないのに、必死に「なんみょう・・・」と
お経を唱えながら、指で5角形の模様を何度も書いていました。
部屋の窓が開いていて、そこから私の体が足のほうから外に出て行
こうとしました。
「いいかげんにしろ!」
思わずどなってしまいました。
その瞬間、目を覚ましましたが、そのとき部屋の天井に白黒のチェ
ックの模様がゆっくりと消えていくのをはっきりと見ました。

  眠り男のコメント

 私がマレーシアで仕事をしていたとき、大企業で部長職をしてい
 た知り合いのインド人から聞いた、子供のころ体験したという空
 中浮遊の話を思い出しました。

 心理学者のいう潜在意識という概念だけでは夢(あるいは精神世
 界)を語ることはできません。 
 この夢を拝見したとき、とても驚いたことがありました。
 白黒のチェックが消えていくのは、私が夢で金縛りになったとき
 かならず起きる現象だからです。
 だからいままで私だけのイメージと思っていたのですが...。

 この夢は霊的な影響でみる夢だと思います。
 ご先祖さまと関係があるようですので、父親とコミュニケーショ
 ンをとってください。
 たぶん、お父様は信仰をやっておられるのではないでしょうか。
 父親にあなたの無事を報告すれば、父親はそれをご先祖さまに報
 告するでしょう。
 さらに警告のメッセージも含んでいるようですので、お父様へは
 あなたの方から時々電話や手紙を書いたほうがいいと思います。

 後日、この方からいただいたメールをご紹介します。

実家から離れて東京で暮らしているのですが、実は先日、父から電
話がありました。
めったにこちらへ電話などしない人ですが、別に用事があったわけ
ではなく、なんとなく話がしたかったといっていました。