歯が抜ける夢について
                  ・・・ある女性のメールから

  状況としては、彼とベッドの中でいちゃついていて、で、ぎゅーっと抱きしめら
  れて、その力のせいで、まだある私の乳歯(犬歯なのですが、その永久歯が無い
  為に乳歯をそのままにしてあるのです)
  がぽろっと抜けて、というよりも前からもう抜けそうなのがとれてしまった。
  みにくく茶色に変色していました。
  それを見て「あー、また歯並び悪くなっちゃった」と思いつつ「どうせ本当なら
  抜けていなくちゃいけない歯だから 仕方ないよぉ」と彼に話していました。

歯が抜ける夢は、見る年齢によって随分意味が違っているようです。
10代の思春期や学生時代に見るのは、心の脱皮を意味し、夢主の環境の急激な変化
を繊細に反映している夢のようです。したがって、全部の歯が抜けてしまう場合が多
いのです。

メールの夢主は20代の半ばの女性ですが、10代に見る歯の夢のように、なにか新
しい可能性を感じさせてくれます。
乳歯や虫歯が抜けるのはこのような意味があります。

20代後半から30代は体力の減退から見ることがあります。こういった状況は警告
的といえます。「歯」は夢主の体力の象徴でもあります。
年齢的にやり直すなら今でもあります。今を逃せば二度とそのチャンスは巡ってはこ
ないでしょう。
その年齢に達していても、まだまだと思って遊んでいると「歯が抜ける夢」として警
告してくれるのです。

多くの歯の夢は、夢主の体や環境の変化からくるものだと思います。
ある意味で夢主の体と心のバロメータなのでしょう。

ただ気をつけなければならないのは、夢主が中高年に達する年齢であったり、部分的
に歯が抜けてしまうような夢、自分で自分の歯を抜いたり、折ったりする夢です。
前歯なら怪我や事故、そして友人の病気。下の歯、特に奥歯は身内の事故や病気を意
味しているようです。
その状況によっては、事故や病気から死につながる可能性もあるということです。
あくまで可能性です。