メッセージ性の高い夢を見やすくする方法ってあるの?

 人に何かを伝えるときに、言葉や文字より、無意識に図や絵で説明することが多
 いほうですか?

 誰かのことを思い浮かべた瞬間、その相手から電話がかかってくることがよくあ
 りますか?

 写真やテレビなどの映像を見ただけで、まるでそこにいるかのようにその場所の
 匂いや空気が生々しく伝わってきますか? 
 また、なにかを頭のなかで想像しただけで、嗅覚や聴覚、感触などの五感が、同
 時に反応するような感覚がありますか?

 そういった経験がひんぱんにある人は、基本的にテレパシックな能力(精神感応
 力)が高く、予知夢やメッセージ性の高い夢を見る感受性が開かれています。

 日常生活の中で、そのような感受性が高まれば、あなたの夢は目覚めた瞬間には
 っきりとしたメッセージをもちます。
 一種の夢のデザイン力、夢の情報処理能力というのか、そんなものです。
 イメージというのは、元々何かを伝達するために存在するからです。

 どのような夢でも、いくつか象徴的なイメージがあれば、意外に予知的な要素、
 テレパシックな要素をもっているはずですが、予知夢を見る頻度が高い人のよう
 にクリアなものではないので、たいていはそれに気がつかないままでいます。
 いくら夢判断や心理学の本を読んでも、予知夢について書かれたものは少ないの
 で、ご自分で満足な夢の解釈ができないのは当然かもしれません。

 まず夢日記をきっかけにするのが一番でしょう。
 夢は「言葉を超えたイメージの言語」なので、言葉でそれを詳細に記すより、そ
 のイメージをスケッチする習慣を大切したほうがいいでしょう。
 夢日記を書くことで毎日の夢を思い出したり、「夢解きのツボ」にも書いた夢と
 の対話をはじめることは、「日頃から使わない筋肉を使う」ようなものです。そ
 のような習慣を続けていけば、あなたの夢能力は次第に高くなっていきます。

 もちろんその能力や感受性には個人差があります。
 本当は誰でも持っている感受性ですが、生活が便利になり、直感力を必要としな
 くなれば、次第にそれは衰えてしまいます。
 必要と思っていないコミュニケーション能力は、言葉や生活の便利さに依存する
 ほど忘れてしまうのです。

 他人に夢を話したり、同好会をつくったり、もっと夢について気さくにトークす
 る機会を増やしてみてください。