運について

「一富士、二鷹、三なすび」と言えば、吉兆をあらわす初夢として伝えられています。
でもこれは、富士=無事に、鷹=高く、なすび=成す(一年を無事に過ごし、高く上り、事を成す)といった駄洒落
または、富士は不死・不死身、鷹は狩りの優勝・戦勝、なすびは子宝・富といった縁起かつぎ

それから、徳川家康が大好きだったもの三つという説もあり、夢や幸運の本質をあらわすものではありません。

幸運の兆しとなる夢を見るためには、感性のアンテナを立て、日ごろから自分自身のことに注意をはらっていることが大切です。
あなたの幸運の兆しが、ある日夢の中に現れていることがあります。

古来からスピリチュアルな世界では、私たちの霊的な実体を樹木にたとえています。人の運命を樹木の成長として表現します。
種子は、光や風に触れて成長していきますが、樹木を形づくるはるか以前から、未来の樹木の設計図を小さな粒の中に包み込んでいます。

遺伝子と同様、その種の中に、一生の青写真が描かれているのです。

たとえば子供。
子供は小さくても個性や資質、独自の傾向性やエネルギーを持ち、すべてを備えています。
すべてを備えていて、まだ完全な形を見せていないだけです。

様々な形をつくっていく変化のプロセス、それが私たちの運命です。
運の正体は、実はあなたそのものかもしれません。
あなたが種のころからすでに持っているもの、気がついたら葉をつけていた、花をつけていた・・・目には見えにくいけれど、精妙な因果関係をともなった、とてもシンプルなものです。

運は偶然の出会いを装っているだけで、今、あなたの手で、あなたの種子を育て、あなたの足で、あなたの船で運んでいる、もっとも本質的なものかもしれません。
あなたの大切な持ち物をどこに運んでいくか、誰に手渡すか、それを出会いと呼ぶのかもしれません。

魂の表現の場である夢の世界では、その時の心や体の状態、さらに運気まで、今のあなたのすべてを映し出します。
心細い人生の旅、使い方次第で、夢はあなたにとって、もっとも手近な運命の羅針盤になります。


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