若松寺と山寺


山寺

参拝時間
 AM6:00〜PM6:00
 
 ただしお店は
AM9:00〜PM5:00
 ぐらいまで
 


  『閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声』

と松尾芭蕉が句を詠んだことで有名な山寺は、天童市と山形市のちょうど中間にあります。
山寺は、下山口にある本坊を含め山の上にある4件のお寺を合わせた物で、総称して立石寺と 呼ばれています。
山寺の山頂までは1015段の石段があり、登り切ることも修行の一つだと 言われています。山頂には、以前修行僧らが荒行に使用されたと言われる数々の痕跡が残され ていますが、現在ではあまりに危険なので立ち入り禁止になっています。
山頂の奥の院には、一再経が納められており、数年に一度大きな回転台の上でゆっくり 回される事により、すべての経を読んだとされています。また、この奥の院には黄金大仏も 納められているので、苦労して上ったあかつきにはぜひ、拝まれてはいかがでしょうか。
山頂までの道路脇には沢山の塔婆が置かれてあります。この塔婆の真ん中には、「南無阿弥陀仏」 と書かれた後生車が付いており、これを回すと経をとなえた事の代わりなるそうです。

さて、この山寺と、若松寺との関係とは? 実は、この山寺縁切り寺として有名であり、一方の若松寺は縁結びの寺として広く伝えられて いるのです。さらに両者の宗派も同じ、1200年の歴史をほこる天台宗なのです。 つまり、若松寺で良縁を得、山寺で悪縁を切ると言う事が一対で考える事が出来るからなのです。

若松寺で縁を結んだあかつきには、山寺で悪縁を切る事をおすすめします。
ただし、別れたい恋人を連れて行っても効果は無いとの事でした。ご注意を。 


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