フルーツの森便り1996年





96/12/10


山形(天童)は夜来からの雪で、一面銀世界になり、一枚の水墨画を見る想いです。
秋のラ・フランスとりんごを多くの方々よりご賞味を戴き、食を通しての出会いに、深く感謝しているところです。
食は「人が良し」とすることで「食」となる字体ですので、これからも土と木と皆様の顔を想い浮かべながら果物を作って行きたいと考えています。
95年冬の炭作りや土作りに始まり、整枝剪定をし、雪解け後一斉に花が咲き、初夏のサクランボより、桃、ラ・フランス、りんごと作って、96年真冬を迎えようとしております。




96/11/15


山形は11/13に初雪が降り、野山の木々が雪化粧となりました。
今回は、本来、生食用としては出荷していないSサイズのラ・フランスを、料理用としてバラ詰めにしてお分けいたします。サイズは小さいですが、料理やジュースには最適で、生食もできます。
当果樹園では、西洋なしのラ・フランスや王林の出荷も継続していますが、今は当果樹園最後の果実となるふじ(りんご)が密入り完熟となり収穫を始めました。すっかり日も短くなり、寒さも日に日に増していますが、今年最後の収穫を今しているところです。




96/10/20


山形は朝晩すっかり寒くなりました。暖房のお世話になる日が増えています。川原でのいも煮会も最盛期を過ぎた感があります。
長らくお待たせいたしました。秋冬の果物の産地直送を開始いたしました。今回が今年最後の産直になる予定です。
今回の目玉は西洋なしのラ・フランスプレゼントと、りんごの自然派指向パッケージです。
特に自然派・・・は、出来るだけ自然にやさしい農業を目指している当果樹園ならではの新企画です。
当果樹園では、西洋なしのラ・フランスの収穫が終わり、現在追熟をさせているところです。ラ・フランスは見た目は悪いですが、収穫後の追熟によりとても香りの良いおいしい果実に変身します。
りんごは、つがる・千秋・紅花ふじが終わり、これからはジョナゴールド・王林・ふじの順に収穫と出荷をしていきます。




96/10/01


秋も少しずつ深まり、山形はすっかり涼しくなりました。
ただ今、当果樹園では、各種りんごの葉摘みと玉回しの作業に汗を流しております。
葉摘みとは、りんごの果実の周辺の葉を摘み、果実に太陽の光が当たるようにし、果実がまんべんなく紅く色づくようにするものです。
玉回しとは、葉摘みで色づいた面を180度回転させ、反対側にも太陽の光を当て、色づきをよくするための作業です。
これらの地道な作業を経て、初めて真っ赤な実が収穫できるのです。
そういう訳で、現在作業中につき、産直のご紹介の方はもう少々お待ちいただきたいと思っております。
もうしばらくしましたら、りんごと西洋なしをご案内させていただきます。




96/09/01


まだまだ残暑の厳しい折、いかがお過ごしでしょうか?
山形はこれから、恒例の「いも煮会」の季節となります。これは、里芋に肉、それから季節の野菜を入れたものを、川原に集まってみんなで煮て食べます。もちろんお酒も入り、みんな楽しくおなかいっぱい食べる会です。
川中島白桃のプレゼントにたくさんのご応募をいただきありがとうございます。これから抽選をし、お送りするわけですが、今年は、例年以上に大きなおいしい桃に成長しているようなので、当たった皆さんはきっとその大きさに驚かれるかも知れませんね。
りんごもサンつがるがそろそろ収穫に入ります。サンとは無袋と言い、袋がけをしないで、太陽の恵みをいっぱい浴びて育ったおいしいりんごのことです。ぜひ、この機会に味わってみてはいかがでしょうか?。




96/07/31


初夏のサクランボを皆様方に送り届けてから早いもので半月あまり、酷暑の夏を迎え、ご身体をご自愛されてお過ごしでしょうか?。
ここ天童の地も春の天候不順から一転し、暑い夏になり、肌に浸み入る様に蝉が鳴きあい、暮れた頃より清流のカジカ蛙の鳴き声が山肌に共鳴しながら快く五感には入ってきます。
お陰様で佐藤錦を中心に4種類のサクランボを食べていただき、完売することが出来ました。真心より御礼申し上げます。
また、皆様方との出会いに心ときめき、うれしく情報を受け止め、大切に育てていくことを考えておりましたが、問い合わせに返答することが遅れてしまい、お詫び致します。
今は桃の収穫の始まるお盆まで、しばしの夏休みというところです。




96/07/16


当果樹園のサクランボが、すべて完売いたしました。
たくさんのご応募・お問い合わせをいただきありがとうございます。
インターネットでは、今年初めての産地直送でしたが、いろいろな反響をいただき、勉強や刺激になると共に、励みにもなりました。
これから、夏に向けて、白桃のシーズンに入りますが、その時はまた、産直のコーナーでご紹介いたします。
これからもよろしくお願いいたします。




96/07/08


当果樹園も、山形でもっともおいしいサクランボと言われ人気のある「佐藤錦」の収穫が終わり、今日でその出荷も最後となりました。
これからは、2番人気の「ナポレオン」と希少価値の「南陽」の収穫と出荷に入ります。ナポレオンは、ほどよい甘みと酸味を備えており、人気があります。南陽は、甘みが強く粒も大きく希少価値なので、すぐに完売してしまいます。産地直送コーナーに価格やご注文の方法をまとめましたので、ご興味のある方は、ぜひ一度ご賞味いただければと思います。
山形は、サクランボのシーズンもほぼ終え、サクランボ狩りの観光バスもすっかり目立たなくなりました。サクランボが終わると、白桃です。
他にも、西洋なしやりんごの手入れもしなければならず、まだまだ農繁期は続きます。
皆さん、よろしくお願いいたします。




96/07/03


山形では、佐藤錦の収穫は、例年より1週間から10日ほど遅れていると言われながらもほとんどの農家で終わっています。
今年は、不作だったそうで、例年の半作どころか1/3作とも一部では言われています。
ですので、品質の低いものも高値で取り引きされているようです。
さて、当果樹園の近況ですが、有機栽培のおかげか、幸いにもちまたで言われているほどの不作にはなりませんでした。
産直では、一番おいしいところの木なり完熟佐藤錦のみをお分けするということで、木になったままで完熟するのを待っていたら、収穫が遅れてしまいました。
早速、今日から、完熟したものから順に収穫し、発送を始めています。
来週の前半まではご注文分はすべて発送が済むと思いますので、もうちょっとだけお待ち下さい。
産直の方も、そういう訳で、もう少しの間受付いたします。
届いたものがおいしいので追加注文したい、という方にも出来る限り対応したいと思っております。
皆さん、よろしくお願いいたします。




96/06/27


サクランボの収穫がようやく始まりました。
色づきの良いところから、早く欲しいというお客さん向けのものを収穫しています。収穫したら、大きさや割れ等を選別し、容器に詰めます。
梱包も、専用機を導入して、作業性も良くなりました。
贈答用が多いので、送り状を書いたりするのも、結構大変です。まだ、すべてパソコン化には切り替わっていないので、このサクランボの農繁期が終わってからが、切り替えのタイミングにちょうど良いと思っています。
近くの果樹園も収穫や観光客で忙しいようです。山形の中でも、ここ天童市を始め、隣の東根市と寒河江市は、観光客で温泉旅館はいっぱいです。それがあふれて、山形市の蔵王温泉や仙台の温泉にまで観光客が散っています。




96/06/17


梅雨に入りました。
サクランボは色づき始めましたが、収穫にはまだ一週間くらい早いようです。
近くの果樹園を見渡してもまだどこも収穫を始めていません。ですが、観光果樹園がオープンしたので、全国各地からの観光客がサクランボ狩りを楽しみにやってきています。そのピークは6月末になるものと思われます。
当果樹園では、サクランボの木をネットで囲みました。このネットにより、サクランボの実を食べに来る鳥たちが、木に侵入できないようにしています。
ビニールシートで屋根をかけ、その周りをネットで囲んで完全武装しましたが、やはり、このところの天候不順と高湿度で、色づきが悪かったり実が割れやすい等の心配があり、まだまだ安心できません。




96/06/08


サクランボが少し色づき始めました。
当果樹園では、今日でサクランボの木へのビニールシート屋根かけが終わりました。サクランボは雨がかかると実が割れてしまいます。実が割れると商品価値がなくなるので、雨をよけるためテントのように骨組みをし、木に透明なビニールシートで屋根をかけます。サクランボの木はかなりの高さがあるので、この屋根かけの作業はちょっと危険です。




96/06/03


サクランボがまだ青いですが実を付け始めました。今年の収穫は6月23日頃より始まる予定です。
当果樹園では今、西洋なしのラ・フランスの摘果を始めています。木に負担にならないよう、まだ小さなうちに余分な実を間引きします。
今、サクランボのプレゼントを企画しております。多数の皆さんにご応募いただけるものにしたいと思っています。近日中にホームページと、NIFTY−Serveの農と食のフォーラム1番会議室にて募集したいと思っています。




96/05/14


山形もやっとサクランボの花が咲きました。
例年よりも4、5日遅れています。
この度、インターネットにホームページを開設いたしました。
WWWが利用できる方がおりましたら、ぜひ一度お立ち寄り下さい。
まだ、試験運用中ですが、立ち寄られましたら、感想などをいただけたら、うれしく思います。




96/05/01


山形もやっと桜が満開になりました。
各地で、花見が催されています。
当果樹園のサクランボは、まだ、つぼみです。
今週は、蕾を摘む作業をしました。
この作業は、適度に蕾を間引くことで、サクランボの粒を揃える役目をします。
いつも、この時期は、遅霜がおりて来るので、注意が必要です。
遅霜はサクランボには大敵です。
インターネットのホームページ制作も、だいぶ出来てきました。
近く、URLを公開できると思います。




96/04/17


昨年は、【電直】でお世話になり、ありがとうございました。
顔の言える関係を目指すと言いながら、長い間のご無沙汰、恐縮しております。
春とともに、当果樹園でも農作業が始まり、久しぶりに出てまいりました。
当果樹園の果樹は、サクランボ、白桃、西洋なし、りんごと、年4回の農繁期を迎えます。
その中でも、サクランボは正味の旬が2週間しかなく、のべ50人くらいの人にお願いして収穫・出荷をするという、まさに「農繁期」であります。
今年も、6月の中旬から最盛期になるため、その準備をしているところです。
今年は、これからインターネットのホームページも開設するつもりでおります。
そういうわけで、これからもよろしくお願いいたします。




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