『まにゃ』の観察記2

 ・ 平成8年5月24日(1才)    『まにゃ』ミルクの蓋と遊ぶ
 ・ 平成8年7月17日(1才2ヶ月) 『まにゃ』発熱!
 ・ 平成8年7月27日(1才2ヶ月) 『まにゃ』アリさん襲撃!!
 ・ 平成8年8月13日(1才3ヶ月) 『まにゃ』初めてのお墓参り
 ・ 平成8年9月3日(1才3ヶ月) 『まにゃ』大けが!!
 ・ 平成8年11月24日(1才5ヶ月) 『まにゃ』温泉に行く!
 ・ 平成8年12月10日(1才6ヶ月) 『まにゃ』1才6ヶ月検診
 ・ 平成9年5月×日(1才12ヶ月) リズム感のある娘
 ・ 平成9年×月×日(1才×月) パパの地位

 ・『まにゃ』の観察記1(0歳0ヶ月〜0歳12ヶ月)
 ・『まにゃ』の観察記3(2歳0ヶ月〜2歳12ヶ月)
 ・『まにゃ』の観察記4(3歳0ヶ月〜)


平成8年5月24日(1才)
 最近ママが台所仕事を行う際、すぐそばに座り込んで遊んでいる事が多くなった。そんなある日、ママが 冷蔵庫に張り付いている磁石付きのクリップを取り外ししていたのを『まにゃ』が目撃していたらしい。
彼女はその行為に深い感銘を受けた様である。
「物が壁に張り付いた!」
きっと自分も出来ると確信したのであろう。それから『まにゃ』は、ミルクの蓋を、流しの下の扉に張り付け 始めた。もちろん扉は木製、蓋はビニール製なのでつくはずがない。それでも『まにゃ』はあきらめず、 何回も何回も、そして何日も何日も繰り返した。その集中力と根性はたいした物である。
そして今日、とうとう張り付けることに成功した。
えっ?何で?
よくよく聞いてみると、『まにゃ』がミルクの蓋を思いっきり押しつけた際、どうやら蓋内部の空気が抜けて、 真空状態になって張り付いたらしい。
なるほど、そこまでは気が付かなかった。これは材料としてミルクの蓋を選んだ『まにゃ』の勝利である。 きっとこれなら張り付くはずだと、信念を持っていたに違いない。偉い!
その時の『まにゃ』、会心の笑みだったそうな。
平成8年7月17日(1才2ヶ月)
 『まにゃ』が2度目の発熱!!
 先月風邪をひいたばかりなのに、また熱を出した。今度は 高熱が何日も続いた。医者はカゼだと 言っていたが、発熱以外これと言って具合が悪そうな様子もない。食欲はあるし遊びもする。
 ようやく熱が引いたと思ったら、なんと!!顔がかぶれた様に赤くなってきたではないか。
「これはもしや・・」
再度病院に行ってみると、
「とうとう出たか!間違いなく発疹だな」
やっぱり!!言われて見れば症状がそっくりである。
「1才までにかからなかったので、もしかしたら一生かからないかもしれない!」
などと考えもしたが、やはり甘かった様だ。今からいろんな病気にかかるだろうし、 その都度こんな風に心配しなければならないなんて、やはり子育ては大変である。
平成8年7月27日(1才2ヶ月)
 『まにゃ』アリさん襲撃!!

 今日地元天童のお祭り「サマーフェスティバル」に行った。『まにゃ』は嬉しくてしょうがなく、気の向くまま、そこらじゅうを歩き回っていた。
 気がつくと、その場にしゃがみ込み何かを眺めていた。何だろう?
 アリさんである。『まにゃ』は初めてありさんを見たのだ。
 アリさんに興味を示した『まにゃ』は、つかもうとしていた。しかしなかなか捕まらない。 さんざんアリさんを追いかけ回し、とうとう左人差し指でつぶしてしまった。

なかなかアリさんを
捕まえられない
アリさんをつぶしている
『まにゃ』
つぶした指を確認
している『まにゃ』
「ニャンニャン!!」
と一言発し、アリさんをつぶした人差し指を眺めていた。
以前、ダンゴ虫を、親指と人差し指でグリグリ丸めていたという話をママのお姉さんに聞いた。 どうやら『まにゃ』は、この手の物には、全然恐怖心は無いようである。
ま、いいか。
それにしても、かわいそうなアリさん・・・
平成8年8月13日(1才3ヶ月)
 『まにゃ』初めてのお墓参り

 大変なことが起きてしまった。
いとこのシーちゃんのパパが癌で亡くなってしまったのである。
もちろん『まにゃ』にはさっぱりわからない事ではある。
お葬式には出席させられなかったが、今日はお墓参り。『まにゃ』も一緒に参加である。
みんなと一緒に手を合わせ、シーちゃんのパパにきっと挨拶出来たろう。
これからは、シーちゃんのパパの代わりにいっぱい遊んであげたいと思う。『まにゃ』にもちょっと だけがまんしてもらわなければ・・・ 

平成8年9月3日(1才3ヶ月)
 『まにゃ』大けが!

 『まにゃ』が大けがをした。
ママと一緒に自転車に乗って買い物を済ませ戻ってきた時の事らしい。
自転車のスタンドを立て、ちょっと離れたすきにバランスを崩し倒れた様である。
『まにゃ』はコンクリートの壁に激突し、おでこにものすごいたんこぶ、そして鼻の脇と左唇を 思いっきりすりむきかなり出血してしまった。
あれから一週間、だいぶ傷は治ったが、まだあざと赤みが残っている。
傷が残らなければいいのだが・・・

平成8年11月24日(1才5ヶ月)
 『まにゃ』温泉に行く!

 今日は、いとこのシーちゃんと宮城県の秋保温泉にお出かけである。初めての長時間ドライブ。
まずは八木山動物園で、動物そっちのけで思いっきり走り回り、十分満足したところで温泉につかり、 極楽気分の『まにゃ』。
そんな時こんな事がおこった。
食事も終わってのんびりしているところに番頭さんがやってきて布団を敷いていってくれた。
それを見た『まにゃ』とシーちゃんは嬉しくて布団の上を跳ね回っていた。
「ん?」
よく見ると『まにゃ』は手にしっかりとポテトチップスを握りしめているではないか。これはいかん!
「『まにゃ』!手に食べ物を持ったまま布団の上で遊ぶんじゃない!」
2.3回注意したが、わざと知らんぷりをしているようだ。ちょっとムッとして、走り回る『まにゃ』を 捕まえ正面からもう一度大きな声で注意。さらにポテトチップスを取り上げた。
すぐに走って逃げていったが、部屋を一周してきたかと思うと又ポテトチップスの袋に手を入れた。
「こいつ・・」
と、にらみつけていると、いきなりパパの目の前に顔をつき出し、
「バリバリバリ!!」
と一気にポテトチップスをたいらげ布団の方に走り去っていった。
いかにも「食べてけばいいんでしょ!食べてけば!」とでも言わんばかりに・・・・
同じ事を目の前で2・3回繰り返された。一瞬、ムカーときたが、何となく笑いがこみ上げ、 ママと顔を見合わせ大笑いしたのであった。

平成8年12月10日(1才6ヶ月)
 『まにゃ』1才6ヶ月検診

 『まにゃ』は泣かないと評判である。そのかわりものすごいふくれ方をする。
ある日食事前の出来事。
『まにゃ』が袋入りのお煎餅を持ってきて、あけてくれとせがんだ。もうすぐ食事だからだめだと言い聞かす。
すると、まず、お煎餅を投げつける。
次にじっと下を向いたまましばらく動かなくなる。
次に机に両手を「ダン!!」と叩き付け、机を見つめたまま動かなくなる
次にダダダと走り出し、隣の部屋の扉の前に立ちまたじっと下を向いたまましばらく動かなくなる。
次にダダダと走って部屋に戻ってきて、座布団に両手を「ダン!!」と叩き付けうずくまり、またしばらく動かなくなる。
そして最後にゆっくりと振り返り、横目で思いっきりにらみつけるのである。
ここまでがセットになっていて毎回これである。はっきり言って『まにゃ』のにらみつける目は怖い。
今日はたまたま1才6ヶ月検診。ママは担当の保健婦さんに、この事を聞いたらしい。保健婦さんは最初
「う〜ん・・」
と考えていたが、ちょうどそこに「ママ−!!」と遊んでいた『まにゃ』が走ってきたとの事。それを見た保健婦さん
「あ−!なるほど。この顔だものね!」
と一人で納得していたそうな。
???????

結局どういう事だったんだろう・・・・

平成9年5月×日(1才12ヶ月)
 リズム感のある娘

ある日曜日の事である。
「まにゃ」昼寝の時間。なかなか寝付かないので、ママがおんぶして寝かせ付けていた時の事である。おんぶされると条件反射のように眠くなる「まにゃ」。
お気に入りの右手中指と薬指をちゅうちゅうとなめ始め、徐々に体重をあずけてきた。しめしめと思ったママ。周りの雑音に何気なく耳を傾けながら「まにゃ」のおんぶを続けていた時の事だったそうな。隣の旦那さんが何かを洗っていたらしい。
「しゃかしゃかしゃかしゃか」
何か洗っているな、とママも思いながらおんぶを続けていた。
「しゃかしゃかしゃかしゃか」
その時、「まにゃ」が何かもぞもぞと動いている。
何だろうと思ったが起きる様子もない。変だなと思って「まにゃ」の動きに注意していると、何と、隣の 「しゃかしゃかしゃか」に合わせて体でリズムを取っていたのである。
その証拠に、「しゃかしゃかしゃか」が止まると、「まにゃ」の動きも止まるのだ。
半分寝ながらリズムを取る娘。どんな夢を見ているのか、機会があったらぜひ聞いてみたいものである。

平成9年×月×日(1才×月)
 パパの地位

ある日、『まにゃ』と一緒にお風呂に入っていた時の事。
ミッキーのおもちゃで遊んでいる『まにゃ』に何気なく聞いてみた。
「まにゃ!パパ好き?」
すると『まにゃ』
「うん!」
小さくうなずいた。
パパはちょっと感動。ついでにもう少しつっこんで聞いてみた。
「パパとミッキーちゃんどっちが好き?」
すると『まにゃ』、「ミッキー!」と大きな声。
パパちょっとがっかりしたがミッキーが相手ではしょうがない。気を取り直してもう一度。
「じゃ、ミニーちゃんとパパは?」
すると『まにゃ』、「ミニー!」と大きな声。
パパまたちょっとがっかりしたがミニーが相手ではしょうがない。気を取り直してもう一度。
「じゃ、ワンワンとパパは?」
すると『まにゃ』、「ワンワン!」と大きな声。
『まにゃ』は犬が大好きなので、ま、これもしょうがないか。もう一度。
「じゃ、ママとパパは?」
すると『まにゃ』、「ママ!」と大きな声。
やっぱり一日中そばにいるママの方がいいのかな・・。気を取り直して最後のトライ。
「じゃ、ハンバーガーとパパは?」
すると『まにゃ』、「ハンバー!(ハンバーガーのつもり)」と大きな声。
・・・・・
どうやらパパは、ハンバーガーの次らしい・・・。


『まにゃ』の部屋ホームページに戻る